ポラノメエンディング(仮)

ポラノメエンディング(仮)

概要

ツイッター上で展開された、ENo.3038 ポラリスEno.3049 ノメァ・ピドュポエガのエンディング妄想。
発端は「ノメァは早逝する」という話題から「(孤独を恐れていてノメァに依存している)ポラリスが絶望するとこはよ」という発言。
これに対し「ポラリスは全力で救う方法を探す」→「最終的に吸血鬼にして延命させるという荒手段が存在するが、クォーターだからそんなことできない」といった流れが展開される。
これに悪ノリした結果やり取りが開始され、図らずも合作風になってしまった。

参加者は以下(敬称略)
・周摩(@Syuuma5410) 本文では黒文字
・わんころ(@wankoro0209) 本文では赤文字
・SUU(@suu1calma2) 本文では青文字


本文

そうすれば永遠に続く。掛け値なしに最良の方法だと、ポラリスの黒い部分が囁く。
しかし、それには力が要る。1/4というハンディを覆すほどの、血の力が――
その夜。ポラリスは初めて、人を喰らった。

妖しく歪むポラリスのうつろな笑みを、ノメァ・ピドュポエガは見てしまった。かつての活発だった少女の面影は、もうない。私のせいで、この子を。いや、そうじゃない。
――私のせいで、この子に……『人を殺させてしまったんだ』

それは、自分にとって、今一番の不幸とも言えた。
自分が大好きで、救ってくれた少女を、自分のせいで殺した。自分がここに来て、救われて…そして、再び失った。

ポラリスは彼女を救えなかった。不幸を振り撒く少女は、死してなお己の罪悪に心を殺され続ける。彼女がポラリスへ向けた微笑みは、もう永久に戻る事はない。
ポラリスは諦めなかった。彼女の笑みを取り戻したかった。無駄な足掻きだと一笑に付してしまえるほどの『努力』を
(※文字数制限のため途切れた)

しかし、結局その努力は実ることは無かった。
ふと思う、あの己の罪悪に縛られ、枷に繋がれた少女は、果たして最後の最期にはそれから開放されたのか、と。…わかっていた。自分が彼女のためにと犯した努力(つみ)を。そして、気付かないふりを、したかった。

笑ってくれない。ノメァおねーちゃんが笑ってくれない。ま、さ、か、間違っていた、の、か?
遂にポラリスは最大の過ちを犯す。問うてはならない問いを己に投げかけてしまった。砂粒ほどにでも、思ってしまった。あの日、あの時。
二人が出会わなければ良かったなんて――

瑕だらけの、あるいは剥離し続けたポラリスの心が。
崩壊した。

一度思うと、その思いを止めることはできない。
救われたと思ったのは間違いだったのか。それは、仮初の救済であって、本当はこの残酷な結末を迎えるための"きっかけ"でしかなかったのではないか。
私は、どうして、キガツカナカッタノ
銀色の髪が、静かに、揺れた。

いつだったか、どこかの誰かに『似たもの姉妹』だと言われた事があった。それは単純に容姿だけを指した言葉だったはずだが、実に的を射ていた。
ノメァ・ピドュポエガは不幸を振り撒く。
ポラリス・エイムズは死を振り撒く。
だからこそ。二人は出会ったのかもしれない。

ノメァの不幸は身内を殺した。
子供が家族を殺すことなど許されざる罪だ。
その罪に、ポラリスは無意識の内に引かれ、そして手招いた。
己の死を振り撒くそれに気付かず、そして。
彼女と、自身に、死を振りまいた。
それは、自分でも気がつかないほど、自然であった。

心が砕けたポラリスは狂った。自らの負傷を気にも留めず、二対の翼で周囲を薙ぎ倒す。舞い上がった血液は翼によって更に切り刻まれ、辺りに濃密な血の臭いを漂わせる。
ノメァは静かに立ち上がる。ポラリスを止められるのは――否、終わらせられるのはもう、他にはいない。

私が、彼女を狂わせた。
私の、最期に舞い降りた最大の不幸。
…ならば、それを断ち切ろう。
私が狂わせた、ならば、それを狂わせ、元に戻そう。
救ってくれた、だから、今度は私が救いたい。
救うことができるのは、私しかいない。

殺し合いなんてものじゃなかった。ポラリスはどうあろうとノメァに敵意を持つ事はない。無意識な翼の二撃を掻い潜る為の力は、周囲と自身の血液で賄った。すっかり枯渇したがそんな事はどうでもいい。
ポラリスの心臓を抉る一撃を繰り出せたのなら、私の役目はそこまでだ。

私はこの一撃に全てを賭ける。
障壁も、防御も、全てを無に還すこの一撃。
泣いても笑っても、これで最期。
荒れ狂う、紅に染まった私の最愛の妹。
その妹を助ける、救い出す…
…それで、全てを終わらせようではないか。

全てが静止する。ノメァの心臓もポラリスの心臓も、全てが動きを止めた。
「おねーちゃ……」
絞り出すような震える声。ポラリスの表情は、長い前髪で隠れている。
「ごめんなさ、い……わたし、まちがえ……ちゃっ、た……かも……」
途切れ途切れにポラリスは贖った。

傍から見れば、それは陳腐な終幕…望まれぬ終演…。それで構わなかった。謝る事が出来た。感謝する事が出来た。何より…最期まで共にいる事を、互いに許されたのだ。不幸と死を象徴する少女達は、互いに寄り添い…手を重ねる…。それで充分だった。

いつの間にか、二人の笑顔は自然なものになっていた

「おねーちゃん、今日の晩ごはんなんだっけ」
「味噌煮込みうどんじゃなかったかしら?」

ただの日常…それが何物にも代え難い幸福。少女たちが最後に浮かべた笑顔は…見慣れた…日常のものだった。不幸な少女は思う。私は本当に不幸だったのか。死を運ぶ少女は思う。私の死はこんなに暖かかったのか。


その他

ポラリスには適当に生きてきたツケを支払わせたい感じ。どれだけ願っても、どれだけあがこうとも変えられない現実。救いを求めても助けなんて舞い降りないという現実。その辺を死ぬほどに思い知って欲しい。
しかしノメァちゃんには延命してほしいもやもや。

ノメァちゃん、ポラリスが人を食らったと知って、それは自分のせいだから、自分でなんとかしなきゃいけない。そう思って、今にも死にそうな体を無理にでも起こして、周囲に飛散している、そして、自分の中にある全ての血を触媒として、自身を極限まで強化。そして、ポラリスとの一対一の戦いにもちこむ

それで、結果的にノメァちゃんがポラリスを止める(殺す)ことに成功。しかし代償として、自分も死ぬ。
けれど、互いに、同じ場所で、同じ時間に死ぬ。
それだけでも、二人は救われた。

ポラノメうめぇ
ポラノメうめぇ




  • 最終更新:2014-11-16 12:27:36

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